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忍者を勘違いした例

世の中には大馬鹿野郎がいるものですね。

全身黒ずくめで、まるで忍者の格好をし、短時間で空き巣に入るという大馬鹿野郎が。

忍者というのは、盗人ではありません。

御存知、忍術伝書である『萬川集海』には、冒頭で延々と「正心」を説いています。

私利私欲のために忍術を使うことは禁じられているのです。

御館様に命じられ、情報を持ち帰る、これが忍者の主たるミッションです。

そして、そのミッションが果たされない時は、基本的に命はありません。

現代は、盗んだからといって命がなくなることはありませんが、本当にもう、忍者の名前に傷つくことはしないで頂きたいものです。

刑が確定し、刑務所での生活がはじまったら、是非とも萬川集海を読むべきです。

全身黒ずくめの服で留守宅に侵入し、短時間で盗む「忍者スタイル」と呼ばれる手口で空き巣に入ったとして、愛知県警は12日、窃盗などの疑いで、いずれも名古屋市守山区の露店アルバイト山口真也(34)、田中理也(28)、永野智(33)の3容疑者を逮捕した。
「忍者スタイル」で空き巣 愛知県警、容疑で男3人逮捕
中日新聞 2016年5月13日
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