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2月22日の江戸小話「外からエヘンエヘン」 〜 福娘童話集より

2015年12月16日の『山梨県の民話「とっくりに入った男」』という記事で、福娘童話集というサイトを紹介していたのを御存知でしょうか?

忍者のお話しだったので、あえて9月9日のお話しを紹介しました。

さて今回は、2月22日のお話しを紹介したいと思います。

それも、忍者だったらこうするだろうな?という切り口での紹介です。

 

2月22日の江戸小話「外からエヘンエヘン」

むかしは、今の様に家の中に便所はなく、たいていは外にありました。

⇒忍者も用を足したはずですが、忍務中には絶対に用を足しません。なぜなら、用を足している時に襲われでもしたら命取りだからです。というか、臭いがしてしまうので、忍べません。

さて、ある男が急に便所へ入りたくなり、急ぎ足で便所へかけつけると、中から、「エヘン、エヘン」と、咳払いがします。

⇒忍び足で駆けつけても、おそらく「エヘンエヘン」と咳払いがしたでしょう。

誰かが便所を使っている様なので、男は仕方なく隣の家の便所を借りようと行ってみると、この便所にも誰かが入っている様で、中から、「エヘン、エヘン」と、咳払いがするのです。

⇒現代で言う不法侵入ですね。まさに忍者の得意技!もしかしてこの人、忍者?

(困ったな。・・・ええい、仕方がない)

⇒いや、洞察力がないので、忍者ではないことが確定しました。

男は我慢できなくなり、便所の前で大便(だいべん→ウンコ)をたれていますと、便所の中の人が用をすませて、出て来ようとしました。

⇒忍者は精神力を振り絞り、我慢します。いや、我慢をするというか、そういう状態にならないように最新の注意をはらいます。ただし、もし忍務中ではないとしたら、忍者も人ですから、大便くらいはたれますが、そこは忍者、我慢できなくなったからと言って、便所の前でするようなことはしません。それこそ、忍びます。

すると男は慌てて外から便所の戸を押さえて、「エヘン、エヘン」と、咳払いをしたそうです。

⇒ドロンした方が早かったと思います。

♪ちゃんちゃん

⇒ニンニン

 

批判コメント以外を受け付けております(笑)

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