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貴族階級出身の朝鮮系ソビエト人の忍者

ロマン・キムという人物がおりました。

なんと、ソ連の忍者だったというのです!

彼には、貴族階級出身の朝鮮系ソビエト人、卓越した日本学者、ソ連秘密警察のロシア・ソビエト連邦人民委員会内統合国家政治局の非公式協力者、スパイ物小説で名を挙げた作家、などの肩書があるそうなのです。

問題は、なぜ彼がソ連の忍者だと認定されたのかです。

そのきっかけとなったのは、日本人以外で忍術について書いた者の一人が彼だったということだそうです。

彼の伝記が「袋返しの術」という二重スパイの忍術に似ているという話しもあります。

これは、もっと調査してみる必要がありますね。

いずれにしても、彼は自らのことを語らず、人生の真実が謎に包まれており、それはまさに昔の忍者の姿そのものだということだけはわかりました。

実際、スパイだったのでしょう。

確実にミッションを遂行するため、人生が謎に包まれているのは、外国人の思う忍者像とは全く違いますが、日本における正しい忍者像と言えます。

現代の忍者は、忍ぶどころか暴れる(手裏剣戦隊ニンニンジャー)的な形を取るタイプが多く、独暇流忍者の私でも、忍ぶどころか目立ちまくりたい感じです。

環境に変化できないものは廃れるばかりです。

忍者こそ、環境の変化に完璧な対応ができるのです。

『人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わねば危険である』芥川龍之介によるこの警句は、ロマン・キムの人生のエピグラフになりえただろう。
ロマン・キム、ソ連の忍者だった男
Sputnik 2016年6月14日
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